「旅はしたい、でも宿代高いしな…」そんな人に刺さるのが、地域の仕事を手伝いながら観光もできる「おてつたび」です。普通の観光では見えない、地域に密着した生活に触れつつ、宿泊費を抑えて長めの滞在ができるのが強みです。
本記事では、おてつたびの仕組み、メリットやデメリットを紹介します。
以下に当てはまる方は、ぜひ本記事を最後までお読みください。
- 宿泊費を抑えつつ、じっくり地域の魅力を体験したい人
- 将来の移住・二拠点生活を見据えて「試し住み」したい人
- 旅先でのつながりづくりやスキル獲得にも興味がある人
- 20〜50代の会社員・公務員で、有給を「学びの旅」に変えたい人
おてつたびを活用するメリットは、以下の3点です。
地域への理解を深められる
新しい価値観に触れられる
この記事を最後まで読めば、おてつたびのメリットを存分に理解できるはずです。
おてつたびとは?

最近よく聞く「おてつたび」ってどういうサービスなの?

おてつたびは、地域の農家・旅館・観光施設などを手伝ってお給料をもらえるだけでなく、宿泊費も無料の滞在型ワークだよ。
お手伝いに行く人のことを「おてつびと」って呼ぶの。可愛らしいよね。
おてつたびのメリット
①宿泊費を大幅に節約できる
普通、1泊1万円前後かかる宿代が無料になります。固定費の宿代を抑えれば、移動や体験・食に投資できて満足度が向上します。

せっかくなら、ご当地グルメをたくさん食べたいな〜^^
②地域との深いつながりが生まれる
おてつたびにおいて、おてつびとは観光客ではなく「仲間」として迎えられるため、より深い関係になり、地域への理解を深めやすいのが特徴です。
一緒に手を動かす共同体験は信頼を生み、帰省のようにリピートする参加者も多いです。仕事をともに乗り切った達成感は、おてつびとにとって一生ものの経験になること間違いありません。
③新しい経験・価値観が得られる
農作業、接客、ベッドメイキングなど、多様な現場スキルが身につきます。また、新しい土地で初めての経験をすることで、多様な価値観に触れることができるのも魅力です。

おてつたび先での経験が、これからの人生の指針になるかもしれないね。
おてつたびのデメリットと対策
交通費が自己負担

えっっっ!交通費は自己負担なの!?

宿は無料でも、交通費はかかるんだよね。
だから私は、できる限り自宅から近いおてつたび先を探しているよ。
ただ、遠方のおてつたびでしか見られない景色や得られない経験があります。交通費がかかっても行きたい土地がある場合は、ためらわず応募することをおすすめします。
もし遠方のおてつたび先に行きたい場合は、LCC・早割・青春18きっぷ・高速バスを比較し、最も安い交通ルートで行けるように工夫しましょう。
人間関係の問題
共同生活や現場の価値観が合わないこともあります。家族経営、繁忙期など、暗黙知が多い現場ほど、おてつびととのすれ違いが起きやすいです。そのため、事前に仕事内容、1日の流れ、宿の環境、同室有無、休憩時間を事前に確認しておきましょう。
給与が最低賃金

募集を見てみたんだけど、思っていたよりも賃金が安い…。

賃金は安いかもね。
でも、おてつたびで得られるものは賃金だけじゃないよ!
おてつたびの対価の中心は「体験価値」のため、収入を目的にすると、おてつたびはミスマッチになりやすいです。そのため、お金と時間に余裕ができたら、新しい体験を求めておてつたびに行くのがおすすめです。
おてつたび先の主な業種
農業体験型(収穫・選果・出荷補助)
農業体験型では、自然の中で体を動かし、季節労働のリズムを体験できます。朝夕の空気が気持ちよく、都市生活のリフレッシュにも最適です。

私の友達は、徳島県で農作業のおてつたびをしていたよ!
綺麗な田園風景を毎朝SNSに載せていて、幸せそうだったな〜。
旅館・民宿運営(フロント・清掃・配膳)
おもてなしの現場で、所作・気配り・段取りの実戦経験が積めます。宿泊業の裏方の丁寧さが、表の快適さを支えることを体感できます。温泉入り放題の案件もあるため、「働く」と「整う」が両立でき、日々の疲れが癒されます。
観光施設・道の駅(案内・物販・体験運営)
接客と商品の背景ストーリーを学べるのが醍醐味です。食文化・工芸・自然体験をつなぎ、来訪者の満足を最大化する技術が磨かれます。公式SNSの運用を任されることもあるため、発信スキルも向上させられます。
応募時に気をつけるべきこと
おてつたび先の環境を確認

応募したおてつたび先の募集要項をよく見てみたら、
Wi-Fiが設置されていなかったよ…。

Wi-Fiが設置されていないのは、よくあるね。
ほかにも、ドライヤーがないと女性は大変だし、
長期滞在の場合は洗濯機がないと大変だね。
就労時間・休憩・宿の設備(個室/相部屋、Wi-Fi、洗濯、冷暖房)・持ち物・食事条件を事前にチェックしましょう。
また、送迎の有無や、近くのスーパー、コンビニエンスストア位置情報も把握しておくことが重要です。
アクセスの確認
おてつたび先へ行くには、自家用車、高速バス、新幹線、飛行機など様々なアクセス方法があります。自宅から行きやすい場所なのか、交通費は高すぎないかを確認したうえで応募してください。遠方の場合は、複数ルートを比較し、ピークを避けて移動コストを最適化しましょう。
まとめ
本記事では、おてつたびの概要についてお伝えしてきました。
おてつたびの魅力は、以下の通りです。
- 宿泊費を抑えながら旅行できる
- 地域への理解を深められる
- 新しい価値観に触れられる
上記のようなメリットがありますが、交通費が出ないことや、人間関係、給与の問題などのデメリットもあります。
しかし、おてつたびは費用を抑えながら貴重な体験ができるため、低予算で新しい経験をつみたいという方にはぜひおすすめしたいサービスです。
旅行したいけれど宿泊を抑えたい、できる限り費用は抑えながら新しい体験をしたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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